鼻がつまる
鼻がつまる(鼻閉)
鼻閉の症状
鼻がつまる状態は、医学的に鼻閉と呼ばれます。
鼻腔の通りが悪くなり、空気の流れが妨げられることで、「息がしにくい」「口呼吸になる」「眠りにくい」といった症状が現れます。
鼻閉で起こりやすい症状
口呼吸による喉の乾燥・痛み
睡眠の質の低下、いびき
集中力の低下、頭重感
鼻閉は日常生活の質(QOL)を大きく低下させます。
検査
視診・鼻鏡検査
まず、鼻鏡を用いて鼻の入り口や粘膜の腫れ、鼻水の性状を観察します。
嗅裂部・鼻咽腔・副鼻腔入口部ファイバースコピー
鼻用の内視鏡(ファイバースコープ)を用いることで、
鼻中隔の曲がりの有無や程度
下鼻甲介の腫脹
鼻茸(ポリープ)の有無、部位、大きさの評価
鼻汁の量や性状
など、鼻咽腔の病変まで詳細に評価できます。
鼻副鼻腔CT
鼻副鼻腔CTでわかること
鼻がつまる(鼻閉)の鑑別疾患
アレルギー性鼻炎
花粉やダニなどが原因で、鼻粘膜が腫れることで鼻閉が起こります。
くしゃみ・水様性鼻水を伴うのが特徴です。
花粉症
急性副鼻腔炎
鼻中隔弯曲症
鼻の中央の壁(鼻中隔)が曲がっている状態で、片側または両側の鼻閉の原因になります。
慢性副鼻腔炎
副鼻腔炎に伴って生じる良性の粘膜腫脹で、進行すると強い鼻閉を引き起こします。
鼻副鼻腔腫瘍
片側だけの鼻閉が続く場合は、精密検査が重要です。
小児のアデノイド肥大
鼻がつまる(鼻閉)の治療
薬物療法
原因に応じて以下を使用します。
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抗ヒスタミン薬・抗ロイコトリエン薬:アレルギー性鼻炎
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点鼻ステロイド薬:鼻粘膜の炎症を抑制
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抗菌薬:細菌性副鼻腔炎の場合
症状と原因を見極め、必要最小限の治療を行います。
処置・手術治療
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鼻処置(鼻腔内清掃)
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重症例では内視鏡下鼻副鼻腔手術(ESS)
保存的治療で改善しない場合に検討します。
よくある質問(Q&Aコーナー)
Q1.風邪が治っても鼻づまりが続きます
副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎が隠れている可能性があります。受診をおすすめします。
Q2.市販の点鼻薬を使い続けても大丈夫?
血管収縮薬の使い過ぎは薬剤性鼻炎を起こすことがあります。連用は避けましょう。
Q3.鼻閉は放置してもよいですか?
慢性化すると口呼吸や睡眠障害の原因になります。早期診断が重要です。
院長からの一言
鼻がつまる症状は、ありふれているようでいて、原因は多岐にわたります。
当院では鼻内視鏡や画像検査を用い、鼻閉の原因を的確に診断したうえで、患者さんに最適な治療をご提案しています。「いつもの鼻づまり」と思わず、気になる症状があればお気軽にご相談ください。
きたむら耳鼻咽喉科クリニックは堺市東区、南海高野線初芝駅から徒歩2分の好立地、モール共用の駐車場、駐輪場を完備しています。
