鼻骨骨折
鼻骨骨折とは|原因・症状・治療について
鼻骨骨折とはどんな疾患?
鼻骨骨折とは、鼻の骨や軟骨が衝撃によって折れたり、曲がってしまう外傷です。鼻は顔の中心にあり突出しているため、転倒、スポーツ事故、交通事故、喧嘩による外傷で損傷しやすい部位です。外見上の変形だけでなく、鼻づまり・鼻出血・息のしにくさを伴うこともあります。鼻は強い力が加わると曲がったりへこんだりしやすい構造となっています。
鼻骨骨折の原因
代表的な原因は以下です:
- 転倒(特に高齢者や子どもに多い)
- 接触のあるスポーツ(サッカー、バスケットボール、格闘技 など)
- 交通事故による衝撃
鼻血が大量に出たり、受傷直後に強い痛みや腫れが目立つ場合は、骨折が疑われます。
鼻骨骨折の主な症状
鼻の変形(外見の変化)
顔を正面から見たときに、鼻が左右どちらかに曲がっている、へこんで見えるなどの歪みが起こります。腫れが強いと当初は気づきにくく、4-6日程度後、腫れが引いてから変形が明らかになることもあります。
鼻出血・鼻づまり
鼻腔内の粘膜もダメージを受けるため、鼻血が止まりにくくなったり、鼻中隔(鼻を左右に分ける壁)がずれて鼻づまりが続くことがあります。
鼻骨骨折の診断方法
視診・触診
腫れ具合や変形を視診、触診で確認します。
鼻副鼻腔CT検査
レントゲン検査だけでは見落としが起きることもあるため、当院では鼻副鼻腔CTを施行することをお勧めします。鼻副鼻腔CTでは骨折の有無や程度がわかります。ほかの顔面骨折を合併している場合もあるため、それらがないかも確認できます。鼻副鼻腔CTは当院よりメディカルスクエア初芝駅前のばば脳神経外科・救急・健診クリニックに依頼します。
超音波検査
超音波検査は、診断にも治療の前後にも有用です。耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域では、超音波は首のリンパ節などをみるのに使用するので、わたしも鼻骨骨折に超音波検査を使用すると聞いた時には?が3つぐらい並びました。
鼻骨骨折の実際の前後の超音波検査の所見
超音波検査は当院よりメディカルスクエア初芝駅前のばば脳神経外科・救急・健診クリニックに依頼します。
鼻骨骨折の治療
鼻骨骨折整復固定術(骨を元の位置に戻す治療)
もっとも一般的な治療法が鼻骨骨折整復固定術です。
麻酔:局所麻酔の注射、麻酔液を浸したガーゼを鼻に中に入れる
超音波で観察しながら、専用の器具(エレバトリウム、ワルシャム鉗子)を鼻の中に入れて、整復します。整復は一般的に受傷後、5〜10日以内が理想(腫れが引きすぎて固まる前に行う)とされています。
※変形が大きい場合、他の部位の骨折を併発している場合、小児の症例では、全身麻酔が必要となる場合がありますので、総合病院へ紹介します。
鼻中隔の変形にも注意
鼻骨骨折と同時に、鼻中隔軟骨(鼻の内部を支える軟骨)が曲がってしまうこともあります。治療が遅れると、慢性的な鼻づまりや鼻の変形が残ることがあるため、早期診断が大切です。
鼻骨骨折をそのままにしておくと、、、
変形が残る、鼻閉が慢性化
治療時期を逃すと、骨がずれたまま固まるため、見た目の問題だけでなく鼻の機能にも影響します。
- 顔面の左右差が目立つ
- 鼻づまりが慢性化
- いびきや睡眠時無呼吸症候群の悪化
外見と呼吸機能、どちらにとっても不利益となる可能性があります。
鼻骨骨折受傷後の注意点
受傷直後は
- 鼻を冷やす
- 強く鼻をかまない
- 激しい運動を避ける
ことが重要です。腫れが引いた時に初めて変形が明らかになる場合があるため、必ず耳鼻咽喉科を受診しましょう。
きたむら耳鼻咽喉科クリニックは堺市東区、南海高野線初芝駅から徒歩2分の好立地、モール共用の駐車場、駐輪場を完備しています。
