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メニエール病

メニエール病|原因・症状・診断・治療までわかりやすく解説

メニエール病とは

メニエール病の特徴

メニエール病は、内耳にリンパ液が過剰に溜まる内リンパ水腫によって起こる疾患です。
内耳は聴こえと平衡感覚をつかさどる重要な器官です。メニエール病では、この内耳に水腫が起き、回転性めまい、難聴・耳鳴り・耳閉感が発作的に出現します。

メニエール病は、一度の発作で終わるものではなく、めまい発作を繰り返すことが特徴です。
回転性のめまい発作は数十分~数時間続くことが多く、日常生活に支障をきたします。

メニエール病の症状

代表的な症状

回転性めまい(ぐるぐる回る)

突然起こる激しい回転性めまいが特徴です。めまいの持続時間は20分程度から数時間におよぶことがあります。立っていられないほど強いこともあり、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。

片側性の難聴(特に低音域から発生)

耳の中で音がこもったり、低音が聞こえにくくなるなど、低音障害型の感音難聴を伴うことがあります。

耳鳴り(低い「ゴー」「ボー」音)

めまいと同時に耳鳴りが起こることが多く、発作に合わせて強弱を繰り返します。

耳閉感(耳が詰まる感じ)

飛行機に乗った時のような耳のつまった感じが続き、聞こえの悪さを自覚する方も多いです。

メニエール病の原因

内リンパ水腫

メニエール病は、内耳にリンパ液が過剰に溜まる内リンパ水腫によって起こる疾患です。

ストレス・睡眠不足・疲労の関与

メニエール病は、

・過度なストレス
・仕事・家事の疲労
・睡眠不足

などが発症や悪化に深く関係していると言われています。

自律神経の乱れとの関連

内耳のリンパ調整には自律神経が関わるため、自律神経の乱れが症状を誘発します。

メニエール病の診断・検査

日本めまい平衡医学会によるメニエール病の診断基準2017年

標準純音聴力検査

初期には低音が聞こえにくい特徴的な聴力像を呈します。発作を繰り返すうちに高音が聞き取りづらくなり、さらに進行すると聴力全体が低下していく経過をたどることが多くあります。

頭位および頭位変換眼振検査(赤外線CCDカメラ等による場合)

暗所での目の動き(眼振)を観察します。

重心動揺計検査

開眼と閉眼の2種類でのふらつき具合を数値化し、平衡機能の障害の程度を評価します。

頭部MRI検査

聴神経腫瘍や内リンパ嚢腫瘍など、類似症状を示す疾患を除外するために頭部MRI検査を行います。

当院よりメディカルスクエア初芝駅前のばば脳神経外科・救急・健診クリニックに依頼します。まずはきたむら耳鼻咽喉科クリニックを受診してください。

メニエール病の治療

薬物療法

内リンパ水腫を改善する利尿薬(イソソルビド)

内リンパ水腫を改善する、つまり内耳のむくみ改善する目的で浸透圧利尿剤(イソソルビド)を使用します。体内の水バランスを整え、内耳のむくみを軽減させる効果があります。利尿薬が処方されますが、日常生活では水を制限される方が時におられますが、むしろ水分摂取はしっかりして、水循環を良くするように心がけましょう!

抗めまい薬、循環改善薬など

内耳の血流改善やめまい発作の改善を目的とした治療です。メニエール病の治療において、生活習慣の改善や内服薬(利尿剤など)で8割ぐらいの方はこれらの治療で寛解状態となります。

中耳加圧療法

薬物療法を数ヶ月行っても、めまい発作が頻回に起こり、日常生活に支障をきたしている方は中耳加圧療法をお勧めします。

中耳加圧療法は専用の機器を用いて、耳の穴から鼓膜を通じて、中耳に微弱な圧力を送ります。この圧力が内耳に伝わることで、めまいの原因である内リンパ水腫を軽減させる効果が期待できます。

内リンパ嚢開放術

お薬や加圧療法でもコントロールが難しい場合、手術が検討されます。その第一選択となるのが内リンパ嚢開放術です。
耳の後ろの骨を削り、内耳の液体が溜まっている内リンパ嚢を露出させ、切開を加えて圧力を逃がす道を作ります。

前庭神経切断術

日常生活に支障をきたす激しいめまいが続き、他の治療法で効果が得られなかった場合の強力な最終手段が前庭神経切断術です。
バランスを司る前庭神経を外科的に切断し、内耳からのめまい信号が脳に伝わらないように遮断します。

中耳加圧療法、メニエール病に対する手術は当院では施行しておりません。

メニエール病の発作を起こさないように:生活習慣の見直し

規則正しい睡眠と休息

めまい再発を予防するうえで最も重要なポイントです。

塩分を控える食事(減塩)

塩分過多は体内の水分バランスを乱し、内リンパのむくみにつながります。過剰な塩分摂取を控えることで再発を予防できます。

有酸素運動

20-30分ほどのウォーキングや軽いランニングをお勧めします。

利尿薬(イソソルビド)が処方されますが、日常生活では水を制限される方が時におられます。むしろ水分摂取は普段より1日あたり500-1000ml多くのむように心がけましょう水循環を良くすることが重要です。よく飲んで、おしっこでしっかり出すのが重要です。

メニエール病の予後と注意点

治療開始が早いほど改善しやすい

早期に治療を開始することで、聴力低下やめまい頻度の悪化を防げます。

難聴の進行・慢性化に注意

長期間放置すると、聴力が戻らないケースもあるため注意が必要です。

院長からの一言

メニエール病は、内リンパ水腫によって起こる反復性のめまい・難聴・耳鳴り・耳閉感の疾患です。適切な診断と早期治療、そして生活習慣の改善によって、多くの方が症状のコントロールを実現できます。「めまいを繰り返す」「耳がつまる」「耳鳴りが続く」という症状がある場合は、早めに耳鼻咽喉科へご相談ください。

 

きたむら耳鼻咽喉科クリニックは堺市東区、南海高野線初芝駅から徒歩2分の好立地、モール共用の駐車場、駐輪場を完備しています。WEB予約やWEB問診に対応した、通いやすさと利便性を兼ね備えたクリニックです。どうぞお気軽にご相談ください。

記事監修

北村貴裕
きたむら耳鼻咽喉科クリニック院長

略歴

2005年大阪大学医学部医学科卒業
近畿大学耳鼻咽喉科医学部講師、大阪労災病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科副部長、南堺病院耳鼻咽喉科非常勤医を歴任。
2027年5月きたむら耳鼻咽喉科クリニック開院予定

資格

  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科専門医・専門研修指導医
  • 日本耳科学会認定医
  • 厚生労働省認定補聴器適合判定医
  • 難病指定医

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